鈍行列車とも やわやわ日記 薬剤師編

どうぞよろしくお願いします

保険薬局の在庫収納について考える 1番線

 

donkoyawayawa.hatenablog.com

 

まず、細かい収納は後にして大きな収納から考えてみます。

 

〇調剤台

yuyama(http://www.yuyama.co.jp/) 

タカゾノ(http://www.takazono.co.jp/

トーショー(http://www.tosho.cc/)が有名どころでしょうか?

 

上にたくさんの錠剤ケース、中央に物を置いたり作業できる台、下はたくさん物が入る引き出しがあります。

これがない薬局はないと言って良いでしょう。

 

 

8-4066-01MDS調剤台[棚板セット]8段錠剤棚セット(W600mm用)

8-4066-01MDS調剤台[棚板セット]8段錠剤棚セット(W600mm用)

 

 

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とても丈夫で効率よく収納が出来、利便性はとても高いです。でも使い勝手が悪い部分もありますよね。

 

◇とても重い

床の張り替えなどをする場合もあると思いますが、とても自分たちで動かせる物ではありません。専門業者だと簡単に動かしますけどね。棚の配置換えもなかなか難しいですね。だからこそ掃除も出来ないのでだいたい奥は埃だらけですごく汚い状態になっているでしょう。

 

◇案外奥行がある

引き出しは当然引き出しますから、目一杯引き出してしまうと人が通れない場合もあります。調剤棚が向かい合っている場合は引き出し同士がぶつかってしまいます。狭い調剤室で常時複数人の薬剤師がいる場合は要注意ですね。特に下の段ですと足を引っかけてしまい転倒しないとも限りません。

 

◇一杯詰めこんでしまう

どうしても下の引き出しには朝の通勤ラッシュのように入れてしまいますよね。たまに未開封品なのに箱が潰れてしまっている場合も出てしまいます。そうすると返品を受け付けてもらえません。

 

◇上のケースが同じ大きさ

同じ100錠包装でも箱の大きさは違います。「もうちょっとでもう一箱入るのに」と思うのは私だけではないでしょう。たまに大きさが違う調剤台を置いている所もありますけど必ずしも理想とする薬品配置にはなっていないと思います。

 

◇結構高さがある

女性の割合が高い世界だと思います。そのため小柄な方には一番上に積んである在庫ストックを取るのには難儀でしょう。椅子などに登れば良いのでしょうが、妊娠している方にはさせたくありません。

 

◇結構物が置けてしまう

中央の台の部分にはちょうど良い高さでいろいろと物が置けてしまいます。もちろん輪ゴムやハサミなどは置いておくべきですが、メーカーからの資料や在庫を山積みにしてしまい、いざという時のスペースがない薬局もお見受けした事もあります。

私個人としてはあまり物は置きたくないですね・・・。

 

◇でも大きな箱は入らない

例えばツムラの漢方の大きな箱はここでは無理ですね。

 

調剤台についてはこんな所になりますでしょうか?

 

 

〇スチール棚(スチールラック)

金属製の棚です。恐らく倉庫などでもいろいろと多用されているのではないかと思います。サイズもいろいろとあるようです。特徴はとにかく丈夫で沢山の在庫を載せられる点でしょう。

 

一例です。

 

 

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では使い勝手が悪い部分は?

 

◇やっぱり重い

金属製の板ですからなかなか取り扱いづらいです。棚板の高さも変えられますが何人かでやらないとケガをしそうで怖いですね。棚自体の移動に関しても同様ですね。

 

◇何気に奥行きがある(詰め込んでしまいやすい)

結構奥行きがあるので100錠包装などの小さな箱の収納にはあまり向きません。間違って奥の方に追いやってしまって必要な時に見つからない事もあるでしょう。沢山乗せてしまって出すのが大変になってしまう場合もあります。

 

〇メタルラック

金属製の棚ではありますが、棚板が板ではなくワイヤーが組み合わされているものです。私は結構お気に入りです。家の収納としても大活躍しています。

特徴としては丈夫だけどそれほど重くない、高さが変えやすい、掃除がしやすいでしょうか?サイズ展開がいろいろとありホームセンターなどでも売っているので入手しやすい部分もあるでしょう。パーツもいろいろとあるのでスペースに最適な大きさで棚が用意しやすい点もあると思います。奥に行ってしまった物も探しやすいですね。

 

一例です。

 

 

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また長くなってしまったので今回はここまでと致します。 

次回も引き続き他の大きな収納について考えてみます。

この記事はアメブロで掲載していたものを転載修正したものです。