鈍行列車とも やわやわ日記 薬剤師編

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保険薬局の在庫管理について考える その2

 

donkoyawayawa.hatenablog.com

 

ABC分析とは

在庫管理では有名な言葉だと思うのです。私が知っている位ですからね・・・。他にもいろいろとあるのでしょうが、私は全く知りません。

ABC分析 - Wikipedia

簡単に言えば、一定期間に動いた金額順に並べて行きます。簡単に行ってしまえば合計金額の高い物はとても重視(A)、合計金額が低い物は特に重視しなくてよい(C)という感じでしょうか。

では保険薬局ではどうなのでしょうか?

まず合計金額での比較が出来るのかです。通常は車とか家電とかある程度決まった領域での比較になろうかと思います。ところが薬価はどうでしょうか。長期収載品では1錠6~7円程度と非常に安いです。一方昨年偽造で有名になってしまった、肝炎の薬は多少安くなったとはいえまだ1錠5万円以上はします。元になる金額単位で約10000倍違う訳です。これで合計金額で比較するのはナンセンスだと思いませんか?

当然(C)になる薬の方が種類が遥かに多くなるはずですが、別にその薬が重視しなくて良いとは言えません。(A)の薬はある程度は動く医薬品なのであまり期限管理など気にする必要性はないと思いますが、(C)の薬はあっという間に期限切れになってしまう可能性が高いのです。そうなりますと返品とか他店舗移動などを常に考えていかないといけません。動かない薬ほど重視しないといけない部分はあるのです。

そのため私個人の意見ではありますが、ABC分析保険薬局にはそぐわないと思っております。

 

また次回に続きます。宜しくお願い致します。

この記事はアメブロで掲載していたものを転載修正したものです。